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大学受験・入試情報

早稲田大学の総合型選抜(AO入試)はどうやって対策したらいい?

最終更新日:2023-01-18

※2020年5月13日時点の情報に基づいて作成しています。一部2020年度の情報を掲載しています。最新の情報は大学のWEBサイトをご覧ください。

日本の有名私立大学の中でも特に人気のある早稲田大学。最も偏差値の高い学部は偏差値70という「超難関校」として有名です。早稲田大学でも近年注目されているAO入試(今年度から総合型選抜に変更)を実施しており、学力のほかに、学生の個性や学ぶ意欲も相対的に評価する入学試験とあって、毎年多くの学生が挑戦しています。

幅広く入学者を募る一般入試に対して、総合型選抜(AO入試)の受験資格があるのは主に現役高校生。さらに一般入試も受けられるとあって、チャンスが1回増えるようなもの。しっかりと対策を行い、合格につなげましょう。

東京大学 文科一類 / 東京工業大学 理学院 / 一橋大学 法学部 / 東京医科歯科大学 医学部[医] / 北海道大学 医学部[医] / 東北大学 工学部 / 早稲田大学 政治経済学部 / 早稲田大学 商学部 / 早稲田大学 創造理工学部 / 慶應義塾大学 法学部 / 慶應義塾大学 経済学部 / 慶應義塾大学 理工学部 / 上智大学 外国語学部 / 東京理科大学 理学部第一部 / 東京理科大学 工学部 ほか多数合格!

※大学受験ディアロ・大学受験Dialo onlineの2022年度入試実績です(在籍生のみ/講習のみ・体験のみは含まず)。
2016年大学受験ディアロ開校以来、各年度入試ののべ合格数について比較し2022年度が過去最多。

総合型選抜(AO入試)とは

総合型選抜(AO入試)は、自ら自分のことを大学に推薦・アピールする入試です。大学側が示しているアドミッションポリシー(入学者の受入方針)を理解し、それに応えられるポテンシャルを表現する力・論理力が求められます

私立大では、この総合型選抜(AO入試)と学校推薦型選抜(推薦入試)をあわせた入学者数がほぼ過半数と比重が増しており、その背景には、テクノロジーの進歩やグローバル化によって「答えのない社会で活躍できる人材」が求められていることがあります。

つまり「主体性」「多様性」「協働性」を持つ人物かどうか、が問われているのです。

学校長の推薦が必要となる学校推薦型選抜(推薦入試)に対して、総合型選抜(AO入試)は自分で出願をする、という違いがあります。出願は基本的に専願となるので、合格したら辞退したり、他を受験したりすることはできません

また学部、学科により出願条件や選考方法が異なるため、自分が本当に行きたい大学に絞って、しっかり情報を収集しましょう。

早稲田大学総合型選抜(AO入試)の情報

主に書類審査・筆記試験・面接等を組み合わせて選抜が行われますが、学部・学科により出願条件が異なり、国際教養学部では9月入学選考も実施しています。

一般入試の倍率が5~10倍ほどで、総合型選抜(AO入試)の倍率は3~4倍ほどですから、総合型選抜(AO入試)において合格率が高まるといえます。

総合型選抜(AO入試)を実施しているのは、現在7学部〈政治経済・文化構想・社会科・スポーツ科学・国際教養・創造理工(※一部学科)・先進理工〉です。

また総合型選抜(AO入試)に関しては、他大学と比較して必要書類が多くないことも早稲田大学の特徴総合型選抜(AO入試)で併願できる学部もあるので、要チェックです。

学部ごとのおおまかな傾向

政治経済・国際教養は、TOEFLスコア80以上が目安と、高い英語力が求められます。

文系学部の総合型選抜(AO入試)に関しては、一般入試よりは少ないものの十分な量の合格枠が設けられ、一般入試よりも低い倍率で合格できる入試が多いようです。

政治経済学部や国際教養学部、文化構想学部は英語力も重視。

理系学部の総合型選抜(AO入試)は実施している学部も多くなく、また枠も少ないことから、総合型選抜(AO入試)を受験すると同時に一般入試へ向けて基礎学力を育むことも欠かせません。

創造理工学部は、多様な入試体形を敷いていることが特徴です。総合型選抜(AO入試)の中でも鉛筆によるドローイング試験があるため、専門的な対策を行う必要があります。

2019年 早稲田大学 総合型選抜(AO入試)合格者数

学部名

志願者数

合格者数

政治経済

398名

73名

文化構想

141名

22名

社会科

450名

50名

スポーツ科学

234名

50名

国際教養

670名

153名

創造理工

88名

18名

先進理工

2名

2名

※早稲田大学WEBサイトから引用

早稲田大学の総合型選抜(AO入試)の特徴

早稲田大学は、21世紀の社会でリーダーとなりうる人材を募集しており、学部別のアドミッションポリシーにも「リーダーとしての資質」を掲げています。受験を通して社会問題への関心を高めるほか、将来自身がどのように社会に貢献できる人材へと成長していきたいか、といった点も選考のポイント。

国際的な人材の確保を目指す学部では、一部「グローバル入試」を導入しており、英語力の高さなどが審査基準に盛り込まれていることも特徴です。

募集枠は、例年は7学部あわせて400名以上と多く、文系5学部、理系2学部と、選択肢が広いことも魅力。一般入試と同じく、総合型選抜(AO入試)でも大学側が募集する学生像を学部ごとに設定しています。求められる人物像をしっかりと確認した上で出願用紙に記入しましょう。

各学部の総合型選抜(AO入試)名称と2020年、2021年入試情報

まだ2021年度の情報が出ていない学部(文化構想/創造理工/先進理工/国際教養)に関しては、2020年度の情報を掲載しています。2021年度入試の詳細は、6月末に公開予定です。出願予定の方は「早稲田大学 入学センター」WEBサイトにて、必ず最新の入試要項・書類をご確認ください。

政治経済学部グローバル入試

国際社会における様々な分野で活躍するグローバルリーダーの輩出をより強く推進するため、社会への強い関心や問題意識を持ち、地域・世界の発展に貢献するための理解力・分析力・思考力・表現力・行動力等を身につけようとする積極性のある学生を求めています。

主に海外就学経験者を対象に書類・英語能力・論文・面接の各審査を通じ、一般的な入学試験では量ることのできない、一人ひとりの資質や個性、経験、熱意などを評価する入学試験です。

これまでに、目標を達成するためにどのような努力をし、何を経験として学び、そしてその経験を今後、政治経済学部でどのように活かし将来につなげるのか、書類審査から面接審査まで一貫して問われます。

【2021年度入試情報】

募集学科 全学科
募集定員 約40名
試験日程

出願時期:2020年7月27日(月)~7月29日(水)
論文審査:2020年9月 6日(日)
面接通知:2020年9月17日(木)
面接審査:2020年9月27日(日)
合格発表:2020年10月1日(木)

選考方法

1)書類審査
2)英語能力審査:TOEFL(iBT・PBT)・IELTS(Academic)スコアで英語能力を審査
3)論文審査:自己の意見を含めて思考内容を論文形式で表現する力を審査します。日本語 (120分)では、長文の日本語文資料に基づき思考力・表現力を見ます
会場:早稲田キャンパス
4)面接審査:面接方法については、審査当日に発表
会場:早稲田キャンパス

文化構想学部国際日本文化論プログラム(JCulP)

文化構想学部多元文化論系内のプログラムの1つとして置かれ、「英語による学位取得プログラム」(4月入学)に日本の中等教育機関修了(見込み)者を募集します。

【2020年度入試情報】

募集学科・論系等 文化構想学部 文化構想学科 多元文化論系 Global Studies in Japanese Cultures Program JCulP 国際日本文化論プログラム 、以降 JCulP と呼称)
募集人員 若干名
入学時期 2020年4月1日(日本学生の場合、9月入学はありません)
試験日程 出願期間:2019年9月6日(金)~9月12日(木)
書類審査合格発表:2019年11月21日(木)
面接試験:2019年12月8日(日)
最終合格発表:2019年12月19日(木)
選考方法 第一次:書類審査
第二次:英語による面接試験

創造理工学部早稲田建築AO入試〈創成入試〉

創造理工学部建築学科において募集を行います。

【2020年度入試情報】

募集学科 建築学科
募集定員 25名
試験日程

出願期間:2019年9月11日(水)~9月19日(木) (※郵送締切日必着)
第一次書類選考合格発表:2019年10月8日(火)
第二次選考:2019年10月26日(土)
最終合格発表:2019年11月8日(金)

選考方法

第一次:書類選考
第二次:筆記試験、面接試験
会場 西早稲田キャンパス

先進理工学部/特別選抜入試

「数学オリンピック」「化学グランプリ」「情報オリンピック」「高校生科学技術チャレンジ」「日本学生科学賞」「日本生物学オリンピック」「物理チャレンジ」を利用した入試を実施しています。また学科間の併願はできません。

募集を行っていない学科もあるため、出願資格などの詳細とあわせて、早稲田大学理工学術院のウェブサイトにて確認してください。

【2020年度入試情報】

募集学科 化学・生命化学科、応用化学科、生命医科学科、電気・情報生命工学科
募集人員 若干名
試験日程

出願期間:2019年10月9日(水)~10月18日(金)(※郵送 締切日必着)
第一次書類選考合格発表:2019年11月8日(金)

第二次選考:2019年11月16日(土)
最終合格発表:2019年12月2日(月)

選考方法 第一次:書類選考
第二次:面接試験
2019年11月16日(土)
会場 西早稲田キャンパス

社会科学部グローバル入試

国際的な志向やキャリアを有する学生を求める入試制度です。日本の教育制度(国内高校など)出身者と帰国生を主な募集対象とします。ソーシャルイノベーションプログラム(英語学位プログラム)と一般プログラム(日本語学位プログラム)のいずれかを選択して出願することができます。

2021年度4月入学入試情報

募集プログラムと募集定員 ソーシャルイノベーションプログラム(英語学位プログラム):15名
一般プログラム(日本語学位プログラム):若干名
試験日程 出願期間:2020年9月7日(月)~9月11日(金)
第一次書類選考合格発表:2020年11月13日(金)
第二次選考:2020年11月22日(日)
最終合格発表:2020年12月11日(金)
選考方法 第一次:書類審査
第二次:小論文

スポーツ科学部トップアスリート(AO方式)入試

出願時点で、オリンピックや世界選手権への出場経験、あるいはオリンピックや世界選手権出場につながる国際的レベルの競技大会への出場経験、もしくはそれに相当するレベルの競技能力を有する人を対象に、事前セミナー・書類選考および面接によって選考します。

この入学試験によって入学した学生には、アスリートとしてのみならず、将来の日本スポーツ界をリードする人材となってもらいたいと願っています。

【2021年度入試情報】(2020年1月24日更新)

募集人員 若干名

※本入試制度の出願にあたっては、出願期間前に行われる「事前セミナー」に参加することが必須です。第1回事前セミナーの参加募集は2020年2月12日(水)から開始しています

国際教養学部(AO入試)国内選考

書類・筆記の各審査を通し、学力・思考力・表現力に加えて国際性を備えた人を積極的に評価します。また、4月入学の国外選考、9月入学の総合型選抜(AO入試)も実施しています。

志願者の学力的側面を評価の中心に据えつつも高等学校時代での様々な活動経験や、当学部への志望動機をあわせて評価対象とすることで、学力・知識のみに偏重せず、問題発見・解決能力の基礎となる思考力や表現力、それらを実行に移す上での行動力まで含めて評価の対象とする総合選抜型の入学試験です。

【2021年度入試情報】

募集定員 4月入学:国内100名、国外100名
9月入学:150名(国内外を問わない)
4月入学試験日程 出願日程:2020年9月2日~9月8日
筆記審査:2020年10月25日
合格発表:2020年11月23日
選考方法 第一次:書類審査
第二次:筆記審査:「Critical Writing」(120分)
会場 早稲田キャンパス
9月入学試験について 選考方法:書類審査、(面接審査)

※書類審査の結果には「Unconditional Offer」、「Conditional Offer」、「Fail(不合格)」の3種類があり、「Unconditional Offer」の対象者は、書類審査の結果のみで合格が確定。「Conditional Offer」の対象者には面接審査を行い、その結果で最終合否を決定

早稲田大学の総合型選抜(AO入試)に合格するためのポイント

早稲田大学の総合型選抜(AO入試)対策としては、論述力、科学的思考を高めていくことと、社会問題についてしっかり学ぶことが必要です。書類選考後の二次試験では、ほとんどの学部で「小論文」が必須。しっかりと自分の意見を展開できる論述力が問われます理系学部の試験では科学的思考と発想力が合格の要となります。

早稲田大学は、社会の一員として活躍できるリーダーの創出を掲げているため、面接ではリーダーシップの発揮や社会問題に対する意識の高さなども問われます。総合型選抜(AO入試)では生徒会活動やボランティア活動、部活動といった、高校3年間の取り組みを総合的に評価して「入学審査」を行います。自分にしかできない何かに打ち込むなどの努力が評価されます。

学部研究に基づいて出願書類をブラッシュアップするほか、二次試験対策として、試験方式ごとにアウトプット・インプットを繰り返すことが合格につながります。

まとめ

早稲田大学の総合型選抜(AO入試)では、受験する学部に応じた試験対策が必要です。

各大学・学部は、「アドミッション・ポリシー」に合致していることを前提に、多様性に富んだ人材を集めるため、抜きんでたスポーツの才能や英語力がある、各種大会で優勝経験があるなど、オンリーワンの「特別なスキル」や「独自の経験」を持っている生徒が選考にのこりやすいと言えます。

そして、相手の意図や立場を想像してそのスキルや経験を的確に伝える力が必要です。

短期的にはなかなか身につかない力ですので、長期的な受験戦略・プランを立て、そして高校生活においてはさまざまな経験を積んで、ぜひチャレンジしてみてください。

ディアロは総合型選抜(AO入試)にも強い!

大学入試専門のディアロは、「生徒が説明する」1:1の対話型が特徴の個別指導塾です。毎回のトレーニングで、対話問答やプレゼンを通じて「自分が説明する/話す」という練習が繰り返しできるため、面接対策が必須の総合型選抜(AO入試)でも本領を発揮します。

「話し出す前に頭のなかで要点をまとめる習慣が付き、本番でもすらすら答えることができた」「その場で考えてパッと答える練習を毎週積むことができた」「勉強をしながら面接対策もできるなんて、とても効率的な学習法だと思う」という合格者の声も。

2021年度合格実績 ディアロ史上最多更新!
学校推薦型・総合型選抜
合格者数対昨年比209%!

※1:2016 年大学受験ディアロ開校以来、各年度ののべ合格数について(大学受験 Dialo online 含む)。大学受験ディアロ・大学受験Dialo onlineの合格実績です。2020年度に大学受験ディアロ・大学受験Dialo onlineに在籍いただいた生徒を対象としています(講習のみ・体験のみは含まず)
※2:学校推薦型・総合型選抜(推薦・AO入試)ののべ合格数を2020年度と2021年度で比較

またスクールマネージャーは、各大学・学部ごとの総合型選抜(AO入試)の情報に詳しいので、進路相談の心強い味方になってくれます。

「一人ひとりを丁寧に見てくれる」「自分では気が付けない部分にきめ細かなアドバイスをもらい、志望校を決定。無事合格できた!」など、喜びの声も。

ほかにもたくさん寄せられている「推薦・AO入試」難関大合格者の声は、こちら(https://dialo.jp/interview/)からご覧いただけます。

【合格率83%】ディアロの「学校推薦型選抜・総合型選抜対策講座(旧称:推薦・AO入試対策講座)」の紹介

大学入試専門のディアロでは学校推薦型選抜(推薦入試)・総合型選抜(AO入試)で合格を目指す高3生を対象に40分×全8回の講座を開講しています(オンライン受講にも対応)。

2021年度本講座受講生の合格率は、なんと83%を記録しています!

主にワークシートを用いて、学校推薦型選抜(推薦入試)・総合型選抜入試合格(AO入試)に必要な思考力や文章力を養成していきます。

2019年度のカリキュラムは以下の通りです。

  1. 推薦・AO入試について
  2. 自己分析と将来の展望について
  3. 志望理由書の作成1
  4. 志望理由書の作成2
  5. 面接試験について
  6. 面接対策1
  7. 面接対策2
  8. 面接対策3

まず、はじめに「なぜ大学が総合型選抜(AO入試)と推薦入試(学校推薦型選抜)を実施するのか」「近年の入試における推薦・ AO 入試の現状」といった背景を知り、大学が求める人材を考えます

これをふまえた志望理由書の作成では、入念に自己分析を行い、興味関心を掘り下げ、将来の展望も確認。スクールマネージャー(教室長)やトレーナー(講師)から提供される豊富な情報や面談を通じて第一志望校を決定する生徒もいます

自身のアピールポイントをおさえた受け答えがスムーズにできるよう、面接練習は繰り返し何度も実施。万全のサポート体制で合格まで伴走します。

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