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AO入試とは?基礎知識と対策方法まとめ【大学入試】
▼本記事は2019年時点の内容です。「AO入試」(現:総合型選抜)に関する最新の情報は、以下をご参照ください。
総合型選抜とは?受験要件や対策のポイントを解説します!
みなさんは、「AO入試」という入試をご存じですか?
このコラムで、まずはAO入試がどのような内容で実施されていたのかを理解しましょう。「大学受験ディアロ」が解説します!
東京大学 文科一類 / 東京工業大学 理学院 / 一橋大学 法学部 / 東京医科歯科大学 医学部[医] / 北海道大学 医学部[医] / 東北大学 工学部 / 早稲田大学 政治経済学部 / 早稲田大学 商学部 / 早稲田大学 創造理工学部 / 慶應義塾大学 法学部 / 慶應義塾大学 経済学部 / 慶應義塾大学 理工学部 / 上智大学 外国語学部 / 東京理科大学 理学部第一部 / 東京理科大学 工学部 ほか多数合格!
※大学受験ディアロ・大学受験Dialo onlineの2022年度入試実績です(在籍生のみ/講習のみ・体験のみは含まず)。
2016年大学受験ディアロ開校以来、各年度入試ののべ合格数について比較し2022年度が過去最多。
この記事の目次
AO入試(総合型選抜)とは?
「AO入試」の「AO」とは、Admissions Office(入学事務局)の略で、各大学にある入試専門の運営組織のことです。
AO入試において、入学事務局は、大学が求めている学生像(アドミッション・ポリシー)を基準に受験生の合否を決めます。これは、アメリカの大学では一般的な入試制度ですが、日本では1990年に慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスがはじめて採用。その後、採用する大学が増えたことから、全国に広がっていきました。今では大学だけでなく、専門学校などでもAO入試が行われています。
選考の内容は、面接やグループディスカッション、論文、プレゼンテーション、学科試験など、大学によってさまざまです。このほかにも、模擬講義や大学が主催するセミナーの受講など、一般的な入試とは異なることが特徴です。学校長の推薦を必要とせず、自己推薦といった形で「この大学で学びたい」という意欲をアピールし、大学にふさわしい人物であるかどうかが評価されます。
アドミッションポリシーの例
アドミッションポリシーは、大学・学部によって大きく異なります。以下に一例をご紹介します。志望校のアドミッションポリシーも、大学のWebサイトで確認しておきましょう。
早稲田大学 教育学部
(https://www.waseda.jp/fedu/edu/about/policy/ より)
・教科に関する確かな基礎学力
・「教える・伝える力」の基盤となる高い論理的思考能力と言語運用能力
・異質な他者との関係性のなかで自ら求めて学ぶ姿勢
東京工業大学 理学院
(https://www.titech.ac.jp/about/policies/education/admissions.html より)
・自然界の仕組みについて深く知りたいという強い好奇心を持つ人
・教わるだけでなく、自ら主体的に学ぶことができる人
・自分の意見を持ち、他者と議論することができる人
・十分な学力と表現力を持つ人
AO入試と一般入試の違い
「学力重視」の一般入試に対して、AO入試は「人物重視」
一般入試は、基本的に学力試験のみで合否判断が行われていますが、AO入試については書類審査や面接・小論文などを通して合否が決まります(AO入試における学力試験は、課される大学とそうでない大 学に分かれます)。
AO入試と推薦入試の違い
AO入試は「誰でも出願可能」で、推薦入試は「出身高校の推薦」が必要
推薦入試は、出願にあたって「出身高校による推薦」が必要になることがほとんどですが(一部の方式を除きます)、AO入試では不要です。また、選考にあたっても「高校時代の成績・実績」が重視される傾向の強い推薦入試に対して、AO入試ではそれよりも「アドミッションポリシーに合う人材かどうか」がより重要視されます。
増える「AO入試」
AO入試での入学者は、体的に増え続けており、今後もその傾向が続くと考えられます。
数字を見る限りでは「国立大学よりも、私立大学の方がAO入試経由の入学者の割合が高い」と思うかもしれませんが、すべての国立大学が加盟している国立大学協会は、優れた資質・能力を有する多様な入学者を確保することを目的に、「推薦・AO入試による入学者を2021年度までに定員の30%まで拡大する」としています。
また、お茶の水女子大学の「新フンボルト入試」のように、AO入試とは異なる呼称で実施している大学もあります。志望大学・学部で、どの試験がAO入試にあたるのか、よく確認しましょう。
AO入試の合格率
AO入試は、一般入試よりも早い時期に行われるため、不合格だったとしても、一般入試で再チャレンジできることがメリットです。そして最大の特徴は、学力が問われる一般入試では合格率が低い大学に門戸が開かれること。一芸に秀でた人は、ぜひ受験することをおすすめします。AO入試では、このほかにコミュニケーション能力や学習への意欲も重視されます。結果、成績優秀な生徒が不合格になり、成績が芳しくない生徒が合格することもあるのです。
参考に、2020年度のAO入試の合格率をご紹介します。合格率は、[受験者数÷合格者数]で算出しています。
私立大学の合格率
代表的な私立大学でAO入試の合格率がどのくらいなのか、一般入試と比較します。( )が一般入試の合格率です。
慶應義塾大学 | 法学部 4.3(4.2) 総合政策学部 9.4(8.4) 環境情報学部 6.4(9.4) 文学部(自主応募) 2.9(3.9) 理工学部 3.0(3.1) 看護医療学部 9.9(3.1) |
明治大学 | 政治経済学部 5.1(4.8) 国際日本学部 1.6(4.0) 理工学部 2.8(3.7) 農学部 2.8(4.0) |
早稲田大学 | 法学部 17.3(5.3) 文化構想学部 6.2(8.6) 文学部 10.0(8.2) 商学部 22.0(9.0) 創造理工学部 4.5(4.1) 先進理工学部 1.4(3.9) 社会科学部 13.6(11.8) スポーツ科学部 2.3(5.5) 国際教養学部 4.0(4.9) |
関西大学 | 法学部 4.1(5.0) 文学部 6.2(5.3) 経済学部 2.8(5.6) 社会学部 5.7(6.2) 政策創造学部 11.8(5.8) 外国語学部 4.7(6.8) 人間健康学部 8.0(8.7) 総合情報学部 5.8(8.4) 社会安全学部 4.7(6.8) システム理工学部 2.0(4.7) 環境都市工学部 5.6(3.7) 化学生命工学部 3.6(2.7) |
近畿大学 | 国際学部 2.0(3.9) 文芸学部 5.1(5.2) 工学部 1.3(2.3) 産業理工学部 3.3(2.3) |
国公立大学の合格率
では、代表的な国公立大学のAO入試の倍率も、一般入試との比較でみてみましょう。( )が一般入試の合格率です。
東京工業大学 | 工学院 6.7(3.8) 物質理工学院 7.1(2.4) 情報理工学院 6.2(8.3) 生命理工学院 3.3(5.0) 環境・社会理工学院 7.0(3.5) |
東北大学 | 文学部 4.6(2.3) 教育学部 3.5(2.5) 法学部 2.8(2.6) 経済学部 2.1(2.2) 理学部 3.8(3.3) 医学部 4.9(2.4) 歯学部 3.4(2.6) 薬学部 2.6(2.6) 工学部 3.2(2.2) 農学部 3.7(2.2) |
横浜国立大学 | 教育学部 5.4(1.9) 経済学部 7.0(3.2) 経営学部 13.0(1.9) 理工学部 2.6(2.9) 都市科学部 4.6(3.2) |
筑波大学 | 人文・文化学群 11.1(3.2) 生命環境学群 10.3(3.8) 理工学群 10.8(2.8) 情報学群 7.2(3.3) 医学群 8.0(2.1) 体育専門学群 10.4(3.4) 芸術専門学群 13.8(4.2) |
京都大学 | 総合人間学部 8.4(3.5) 文学部 5.8(3.2) 教育学部 6.0(2.8) 経済学部 5.6(3.0) 理学部 16.2(2.4) 医学部 2.8(2.7) 薬学部 2.0(2.1) 農学部 5.7(2.3) |
神戸大学 | 文学部 10.0(2.7) 国際人間科学部 3.5(2.7) 法学部 8.3(2.5) 理学部 5.0(2.8) 医学部 6.5(3.0) 工学部 4.8(2.8) 農学部 3.1(2.4) 海事科学部 10.0(2.4) |
九州大学 | 共創学部 7.2(2.6) 文学部 2.4(2.5) 教育学部 4.1(2.3) 法学部 2.3(2.6) 理学部 3.6(2.1) 医学部 4.2(2.2) 歯学部 3.9(2.2) 芸術工学部 3.3(2.7) 農学部 3.9(1.9) |
AO入試の出願条件・選考方法
AO入試の出願条件
細かく出願条件を設けずに、多くの受験生に対して広く門戸を広げていることが多いです(AO入試は、「【この大学で学びたい】という強い意欲を持つ、多彩な人材を集めたい」ための入試方式であることの表れともいえますね)。
とはいえ、評定平均や語学検定の級・スコアを指定していたり、なかにはオープンキャンパスへの参加を必須としていたりするケースもあります。まずは志望大学の出願条件を調べてみましょう。
AO入試の選考方法
AO入試は、志望理由書・調査書などの書類選考と、面接や小論文などを通して選抜が行われることが一般的です。ただ、大学・学部によって特色のある選考方法がとられることも多くあり、必要となる対策・用意しなければならない書類は、大学ごとに異なります。
入試のスケジュールも大学・学部ごとに色々ですので、志望大学の選考方法についてはよく確認するようにしましょう。なお、AO入試は「さまざまな角度から人物評価を行う」ために、エントリー・出願から実際の合格まで、長い期間をかけて選考を行うケースが多いことにも注意しましょう。
AO入試のスケジュール
選考に時間をかけるAO入試は、願書やエントリーシートの受付時期が早めです。6月には各大学で募集要項が発表されます。
注意したいのが、大学によっては出願の前にエントリーという手続きが必要で、早いケースだと5~6月ごろにエントリーを行います。
エントリー内容は大学によって異なり、学校説明会やオープンキャンパスへの参加、セミナーへの出席、web登録などがあります(大学によっては出願をエントリーと言うこともあるため、よく確認しましょう)。
志望大学でエントリーが必要かどうか早めに確認して、選考日程と試験内容を把握したうえで、必要なAO入試対策を行いましょう。
特に私立大学では、出願前にエントリーシートを提出して、予備面接を受けることが多いようです。なかには予備面接の後に出願が認められる=実質的な内定、というようなケースもあります。
気を付けたいのが、AO入試の対策だけではなく、一般入試で通用する力もつけておく、ということです。AO入試で合格できないことも想定しておきましょう。AO入試のスケジュールは、私立大学と国公立大学で若干違いがあるため、以下をご確認ください。
私立大学のAO入試スケジュール
- 8~12月:出願受付
- 7~9月:選考
- 8~12月:合格発表
私立大学は出願が早く、8月頃から受け付けがはじまり、なかには12月頃まで出願可能な大学もあります。面接や小論文などを課す選考は7~9月頃、合格発表は8~12月頃になります。選考から合格発表までは、1週間前後かかることが多いようです。
国立大学のAO入試スケジュール
- 9~1月:出願受付
- 11月:選考
- 12~2月:合格発表
国立大学の出願は9月からと、私立大学に比べて遅く、1月頃まで出願を受け付けている大学もあります。面接や小論文など、選考は11月頃で、合格発表は12月~2月頃。私立大と同様に、選考後1週間前後で合格発表というスケジュールです。
AO入試の対策について
AO入試の対策を始める時期
AO入試の対策を始める時期は、早めがベストだと言えます。なぜなら、AO入試は受験生を総合的に評価する試験であり、学習への意欲や学校の成績をはじめ、部活動や課外活動の実績、資格、表彰歴など、多彩な内容が評価されるからです。これらは一朝一夕にできることではないため、なるべく早く対策を始めるべきです。
ほとんどの受験生が文理選択をきっかけに志望校を意識しはじめるのですが、高2の夏にオープンキャンパスへ行き、それから対策をするのでは遅いのです。ですが、AO入試を意識しなくても、日ごろから部活動や生徒会活動をがんばっている、あなた自身に特徴的な趣味や特技があるのなら、勝算があります。ほかにも、留学経験や評定平均の高さ、特別な趣味がある、なども評価の対象になるでしょう。ぜひAO入試にチャレンジすることをおすすめします。
AO入試に必要な対策
1 )志望大学をリストアップ
お話ししてきたように、AO入試は、大学が掲げるアドミッションポリシーとのマッチング入試です。あなたがどんな人物で、これからの人生で何を学んで、どのように社会と関わっていくのか、そのために何が必要なのか、まずは、その大学を志望するに至った理由を言語化してみましょう。
あなたがこれまで取り組んできたこと、辛かったことや克服したこと、これから深めていきたい学問や興味の対象などをすべて書き出しましょう。そして、それが実現できる大学・学部をリストアップしてみます。大学は偏差値やネームバリューで選ぶのではなく、どんなゼミがあるのか、どんな教授がいてどんな学びができるのかなど、自分の目標を軸にして選びましょう。
そのためには、大学の公式サイトやパンフレットの情報をよく読んで、大学・学部の特徴を調べること。オープンキャンパスや学祭に行って、大学の雰囲気を直に感じることも大切です。どうでしょう。自分の学びたいこと・研究したいことができる大学は見つかりそうですか?新設される学科・学部もありますから、良く調べてみてくださいね!
2)自分を振り返り、特技や特徴を探す
志望校を絞ったら、自身がどんな人物であり、これまでどんなことに力を入れてきたのかを考えます。
部活の部長や生徒会長の経験などがあれば、リーダーシップがあるということですし、スポーツ大会などでの、表彰歴や受賞歴も誇れる経歴です。英語なら、英検の級によっては加点対象となるケースもありますし、プログラミングも立派なスキルになります。
自分の強みが明確であればあるほど、説得力が増すでしょう。大会で実績を出す、資格を取得するなどは、早いうちから取り組むことで記入できる成果となります。
また、現時点で何も誇れることがなくても大丈夫です。特技はいつからでも身に付けられますし、興味のあることをとことん調べて、〇〇博士などと呼ばれるくらいの知識を持つことも可能です。
すでにほかの人にはない魅力を持っているのに、自分で気付いていないだけ、ということもあります。第三者の意見も聞いて、ぜひ自分を掘り下げてみてください。
3)評定平均4.0以上を確保
また、人物重視のAO入試とはいえ、まったく勉強ができないと、合格は厳しくなります。AO入試で学力試験がない場合、評定平均という基礎学力を重視する大学・学部が多いからです。
出願資格として、一定以上の評定平均を設定している大学もあります。全受験生が出願可能としていても、その実、足切りを設けているケースもあります。AO入試を受けるなら、評定平均4.0以上を目指して、高校の定期考査などをがんばっておきましょう。
AO入試に落ちる人の特徴
AO入試の対策法をお話ししましたが、何よりも必要なのは、自己分析とアピールポイントを間違えないことです。ここでは、どんな人が不合格になっているかを確認しておきましょう。AO入試に落ちる人には、大きく5つの特徴があります。回避できるよう、詳しく解説していきます。
AO入試に落ちる可能性の高い人の特徴5つ
1)アドミッションポリシーの理解不足
AO入試に落ちる人に多い特徴は、志望大学の特徴や、アドミッションポリシーをしっかり理解していないことです。
大学に関心があれば、大学や学部の特徴・専攻コースなどを知っているはずですよね。調べが不十分で面接で聞かれたことに答えられないと、不合格になりやすいです。そもそもAO入試は、学力ではなく人物像を重視して選抜が行われます。大学での目標や目的をしっかりと決めて受験しないと、学力のある受験生でも落ちてしまうでしょう。とはいえ、AO入試を勉強ができない人向けの試験で簡単だ、と思うのは間違いです。自分が高めている能力に対して努力を惜しまず、磨きをかけましょう。
2)面接対策が不十分
AO入試で、書類選考の次は面接があります。面接形式や聞かれる内容は、学部・学科によってさまざまですが、ある程度は質問が想定できるはずです。必ず質疑応答の練習をしておきましょう。緊張してしまうと、うまく言葉がでてこないものですが、練習しておけば、記憶のなかから言葉を引き出すことができます。
また、面接マナーも評価されます。面接中はもちろん、待ち時間の受験生の態度も見られています。非常識なふるまいをしないように気を付けましょう。また、どれだけ輝かしい実績を持っていても、おごりがある人は要注意です。謙虚な姿勢と客観性を忘れずに、自身のことを話しましょう。面接でうまくアピールするには、高校の先生やディアロのスクールマネージャー・トレーナー、家族、友人などに協力してもらい、入念に対策をすることです。
3)目標や目的が明確ではない、志望理由がブレてしまう
面接で面接官は、志望理由書を見ながら質問を投げかけます。志望理由書に何を書いたのかはっきり覚えていないと、的を射た返答ができません。また面接で志望理由の弱さや、大学を卒業した後のビジョンのあいまいさが露呈してしまうと、深堀りされる質問ばかりになってしまいます。
そうならないためには、出願時点で志望理由はできるだけ具体的に書き、提出前に志望理由書のコピーを取っておきます。そして、面接でどんな質問がくるか、想定しておきましょう。〇〇大会で1位をとったなど実績をアピールしたなら、1位を取るためにどんな努力や工夫をしたのか、これからどうしたいか、まで考えておきます。自分の目的や軸をしっかり持つと、どんな質問に対しても答えがブレにくくなります。
4)自分で考えようとしない、社会性が足りない
目標にする人や意見を参考にしたい人がいるのはいいことですし、ひとりよがりではなく、他人の意見を聞くことも大切です。ですが最終的には自分のことは自分で決める、自分で判断する、という姿勢を忘れないでください。
面接やグループ討論などでは、他人の意見をふまえたうえで、「自分はこう思う」と、自分の言葉で話しましょう。大学の目的は、社会で活躍する人材を育てることです。社会に出ると、明確な答えがないことや、前例がないことにも向き合わなくてはなりません。
また、どんなにその人がユニークで、唯一無二の個性があったとしても、それが社会で活かされないのであれば、意味がありません。特技を活かしてどのように社会に貢献するのか、まで話せるようにしましょう。
5)小論文対策が足りない
面接と同様に、小論文も対策が必要です。高校の学習で、文章を簡潔にまとめる練習をしていたという人は少ないと思います。小論文では、出されたテーマに対して、その背景や問題点、解決法などを根拠に基づいて記述する力が求められます。
また、感じたことを主観的に書き連ねるのではなく、論理的に書くこともポイントです。出題傾向は志望校の過去問を解いてつかみますが、学部・学科に関連するテーマが出るのであれば、普段からその分野についての考察を深めておきます。文章は、序盤~本論~結論という流れで簡潔にまとめます。制限文字数を守りつつ、90%以上の文字数にすることを意識しましょう。
AO入試に合格するために必要なこと
AO入試に合格するために必要なのは、「絶対にこの大学で学びたい、という明確なビジョン」そして「大学が求める人材像に合致する、ということの自己アピール」です。
「絶対にこの大学で学びたい、という明確なビジョン」を持つためには、まずは自己分析を行うことが必要です。自分が今までにどのような考えのもとで、どう工夫や行動してきたかを確認しましょう。
そして、将来どのような職業につき、どのような道に進みたいのか考えてみましょう。その上で、どの大学・学部に進んだら、その夢を実現することができるのか、という点について調べていきましょう。同じような学部名であっても、大学によって実際にどのような研究・学習を行っているかが大きく異なることはよくあります。
複数の大学・学部について見比べながら、その大学・学部を志望するか考えていくようにしましょう。「〇〇大学△△学部で、□□□について学び、将来は▽▽▽になりたい」という形で、明確なビジョンまで落とし込んでいくことが大切です。
自己分析は、「大学が求める人材像に合致する、ということの自己アピール」においても非常に重要になります。「大学はどのような学生に来てほしいのだろう」ということを考えた上で、自分の強みを適切に認識・アピールしていく必要があるのです。
AO入試合格は「大学受験ディアロ」にお任せください!
ディアロ海浜幕張校スクールマネージャー 伊藤
推薦・AO入試について、保護者の方とお話をすると「特別な入試なのでうちの子には…」「留学経験や全国大会への出場経験が無いと厳しいのでは…」との声をいただくことがあります。しかし、特別な経験が無くても推薦・AO入試で合格を勝ち取る受験生は年々増加しており、私立大学では入学者の約半数を占めています。
ディアロでは、対話式トレーニングを通じて生徒が主体の学びの場を提供するとともに、出題者の意図を見抜く力も身につけられるよう意識しトレーニングを行っています。加えて、プレゼンでは解法のプロセスを自身の言葉で説明し、問題の本質に目を向けられることに重点を置いています。
これらを踏まえた上で、論理的なつながりを持って答えられるようになることは、推薦・AO入試の後に待っている大学生活・就職活動、そして社会人生活においても非常に重要なスキルとなります。
ぜひ、推薦・AO入試を目指す中で「なぜ」を繰り返して、それに対する自分なりの考え・結論を出す習慣を身につけていきましょう!
プロフィール
【資格】▼国家資格 キャリアコンサルタント ▼JCDA認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー) ▼ジョブ・カード作成アドバイザー
【経歴】大学卒業後、大手予備校に就職。チューターとして主に生徒の進路指導を行い、校舎運営に携わる中で推薦・AO入試対策の主担当を務める。その後、総合人材サービス会社にて就職・転職活動の支援に従事。2016年3月よりディアロ開発部の一員として教室運営に携わる。「推薦・AO入試対策講座」企画・監修。
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