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総合型選抜(AO入試)のエントリーシートの書き方やポイント・例文まとめ
※最終更新日:2021/6/1
総合型選抜(AO入試)では、大学から志望理由書またはエントリーシートの提出を求められます。自己PRや志望動機などを書く欄があり、その内容が合否を左右することもあるため、どのように記入したらいいか悩みますよね。
記入した内容について、面接で詳細を聞かれる場合もあるので、ここは真剣に取り組みましょう。
はじめの提出書類で一歩リードするために、このコラムでは志望理由書やエントリーシートの書き方のポイント、例文などを紹介していきます。
この記事の目次
総合型選抜(AO入試)とは
総合型選抜(AO入試)は、自ら自分のことを大学に推薦・アピールする入試です。
大学・学部が示しているアドミッションポリシー(入学者の受入方針)を十分に理解し、それに応えられるポテンシャルを表現する力・論理力が必要です。
総合型選抜(AO入試)の志望理由書・エントリーシートとは?
志望理由や自己PR、入学後に取り組みたいことなどを、1枚の用紙または冊子状のシートに記入して提出します。
高校での活動実績や、大学入学後に研究したい内容の記入を求められることもあります。中には、「大学で学びたいこと」を大きな空欄に自由に記述するという、ユニークなエントリーシートもあるそう。
大学・学部によってさまざまな様式があるため、志望学部の過去の記入例を確認し、しっかりと対策を練りましょう。
志望理由書・エントリーシートの主な項目は以下の通り。
【基本情報】
- 氏名
- 性別
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 顔写真を添付
【学歴等】
- 出身高校
- 志望学部・学科
- 自己PR
- 志望理由
- 資格などの活動実績
総合型選抜(AO入試)の志望理由書・エントリーシートの書き方やポイントは?
こういった書類ではサンプル文例を参考にしがちですが、いくら整った文章でも他人の言葉の受け売りでは、面接で内容を深堀りされたときに答えられません。
志望理由書・エントリーシートを書くときには、無理に背伸びをせず、自分の言葉で率直に書きましょう。
たとえ文字や文章表現などは未熟でも、その方が熱意が伝わります。ここでは記入方法をステップごとにお伝えします。
志望理由書の書き方については、下記のページで紹介しています。
大学の志望理由書の書き方とは?チェックポイントや例文を紹介
ステップ1:テーマをリストアップする
まずはこれまでの自分自身のことを書き出しましょう。
リストアップを行うことで、なぜその大学に入りたいのか、が見えてくるはずです。
【リストアップの内容例】
- 自分の強み・弱み
- 高校までの経験や実績
- 自分の価値観
- なぜこの大学に入りたいのか
- 志望する学部・学科の情報
- 将来の目標など
はじめはランダムに書いてもかまいませんが、その後、自分が最も書きやすいと思う内容を「過去」「現在」「未来」に分類しましょう。
過去、現在、未来に分けるのは、過去に経験したことが現在の自分を構成していて、その自分がいまどんな未来を思い描いているのか、を明確にするためです。
またそれぞれに「なぜ?」という疑問を投げかけて、深く掘り下げておくことも重要です。何気ない行動の背景まで考察しておきましょう。
ステップ2:アピールポイントを工夫する
総合型選抜(旧AO入試)の志望理由書やエントリーシートでは、単純な売り込みには意味がありません。
例えば「私は努力家です」「私は真面目です」「勉強を頑張ります」と書いても、多数の書類に目を通す大学側から見れば、説得力に欠けます。
「自分を大学に売り込む」よりも、自分が高校で打ち込んだことの魅力が相手に伝わるように記述するといいでしょう。
部活動や趣味、ボランティア活動を通じて得た経験や成長したと思える部分など、自信と説得力をもって、自分の言葉で書き記しましょう。
ステップ3:志望学部・学科に結びつける
次に志望動機やこれまでの実績、勉強してきた内容を志望する、志望する大学や学部に結びつけていきます。
志望大学・学部の公式ページに記載されている「アドミッションポリシー」は大学側の受け入れ方針となっており、総合型選抜(AO入試)のエントリーにおいて必ず確認すべき重要事項です。
記した志望理由がアドミッションポリシーに合致しているか、よくよく吟味しましょう。
また流れのある文章を意識し、リサーチした大学の授業内容やゼミについて触れると、より説得力が増します。
ステップ4:文章のチェックを依頼する
志望理由書やエントリーシートへの記入は、本人が行わなければなりません。
字が上手くなくても、読みやすい文字や字の大きさ、文字間隔を意識して丁寧に書きましょう。また書き終えたら、高校や予備校の先生など第三者から意見をもらうといいでしょう。
独りよがりな文章になっていないか、伝わる文章になっているか、稚拙な言い回しがないか、などをチェックします。
さらに書類選考通過後の面接試験を想定して、先生や友人にエントリーシートの内容について質問してもらう模擬面接をするのもおすすめです。
こうすることで、エントリーシートの内容の不備や問題点、改善点などが見つかることもあります。
総合型選抜(AO入試)の志望理由書・エントリーシートの例文
ここでは、志望学部・学科に結びつけるエントリーシート例をご紹介します。
志望理由は、具体的に記述します。自分が経験したことが志望学科にどのように結びついたのか、また大学卒業後にどうしたいか、まで言及して記載すると良いでしょう。
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国際系の学部の例文
悪い例)
私は自宅にあった○○がフェアトレード製品だと知り、貿易に興味を持つようになりました。将来は発展途上国で生産された農作物や手工芸品を先進国に輸出する仕事に就きたいと思い、貴学の国際学部を志望しました。
良い例)
私は自宅にあった○○がフェアトレード製品だと母から聞き、発展途上国の現状や労働環境、そして貿易に興味を持つようになりました。発展途上国にしかない豊かな天然資源、それを活かして生産された農作物や手工芸品を、適正な方法、適正な価格で先進国に届けたい。そのために必要な流通の在り方を、貴学で学びたいと考えています。
国際系の学部のなかでも、貴学の国際学部を志望したのは、アフリカをはじめとした発展途上国に留学ができるなど、実践的な体験の場が持てるからです。△△のフェアトレードについての著書を読んだこともあり、入学後は△△のゼミで、○○や○○について知識を深めたいと思っています。…
情報系の学部の例文
悪い例)
私は将来マーケターになりたいと考えており、貴学の◯◯学部を志望しました。データや情報について幅広く学び、卒業後はIT関連企業のマーケターとして活躍したいと思います。
良い例)
私は中学時代の○○という体験をきっかけにマーケティングに興味を持ち、将来はマーケターになりたいと思うようになりました。そのためには文系・理系を問わず、広範な知識が必要です。貴学の情報学部では、文系・理系の枠をこえた研究ができると知り、ぜひ学ばせていただきたいと志望いたしました。
情報学部でしか学べない○○、○○、○○、○○といった知識を深め、データや情報のプロフェッショナルになり、ゆくゆくは○○ができるようになりたいです。…卒業後は○○を行うことで社会に貢献したいです。…
総合型選抜(AO入試)のポイント
総合型選抜(AO入試)では、「ひたすら頑張りぬいた自分にしかできないこと」が最強の評定になります。
「生徒会長」「部長」「代表」などのリーダーシップを発揮する立場にいる人は、人の上に立つ経験を通して、豊かな人間性を育んだはず。
また勉強や部活、ボランティアなど、自分で価値があると感じた活動に真摯に取り組んだ人も、総合型選抜(AO入試)に合格しやすいと言えます。
活動に対する情熱が、出願書類や面接を通して面接官にも伝わるようにエントリーシートを仕上げましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ひとくちに総合型選抜(AO入試)といっても、大学・学部ごとに志望理由書またはエントリーシートと呼び方が違い、項目も異なります。
記入する言葉に最適解はなく、あなた自身の「この学部で学びたい」という熱意が伝わることが大切です。
各学部のアドミッションポリシーを理解した上で、つじつまの合う志望動機を自らの言葉で書きましょう。
自分を見つめなおすことで、受験に向けての意識もより高まるはずです。
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