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大学入学共通テストの科目や試験時間、日程は?
最終更新日:2021.8.1
※この記事は2021年8月時点の情報をもとに執筆しています。
みなさん、こんにちは。今回は、2021年に行われる大学入試から導入予定の「大学入学共通テスト」についてのコラムをお送りします。
問われる学力は、これまでの大学入試センター試験(以下、センター試験)とは若干異なります。
変更点をしっかり理解して、ぜひこれからの受験勉強に活かしてください。
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※大学受験ディアロ・大学受験Dialo onlineの2022年度入試実績です(在籍生のみ/講習のみ・体験のみは含まず)。
2016年大学受験ディアロ開校以来、各年度入試ののべ合格数について比較し2022年度が過去最多。
この記事の目次
大学入学共通テストの科目や試験時間、日程は?
共通テストとは?
大学入学共通テスト(以下「共通テスト」)は、各大学が独立行政法人「大学入試センター」と共同で実施する試験です。
2020年の入試まで30年にわたり実施されてきたセンター試験の後継となる試験で、2021年に初めて実施されます。
新試験が導入される背景には、国の将来に対する強い危機感があります。
現在の高校生や小中学生が社会に出るころには、グローバル化の進展や少子高齢化、人工知能(AI)技術をはじめとした技術革新など、社会構造は急速にかつ大きく変革していることが予測されます。そんな先行きが不透明な時代には、新たな価値を創造していく力が必要とされます。
自ら問題を発見し、他者と協力して解決する、そんな資質や能力を育むことが大学入試改革の目的です。
具体的には、これまでセンター試験で問われてきた「知識・技能」に、「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」も加えた学力の3要素が評価対象とされます。
共通テストの日程
2022年の本試験は、1月15日(土)・16日(日)、追・再試験は1月29日(土)・30日(日)に行われます。
共通テストの出題科目と試験時間
共通テストの出題科目は、国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語の6教科30科目で、これまで実施されていたセンター試験と同様です。
この6教科30科目から、志望大学が指定する教科・科目を選択して受験することになります。
最大8科目(理科Cを選択した場合は9科目)を受験できますが、それぞれの試験時間帯で受験できる科目は、地理歴史・公民と理科は最大2科目(理科Cを選択した場合は3科目)、そのほかの教科は1科目となります。
共通テストにおける各科目の試験時間は以下のとおりです。
- 国語:80分
- 地理・歴史・公民:1科目60分、2科目選択130分(うち解答時間120分)
- 数学:「数学➀」70分、「数学②」60分
- 理科:
「理科➀」2科目選択60分
「理科②」1科目選択60分、2科目選択130分(うち解答時間は120分) - 外国語(英語):リーディング80分、リスニング60分(うち解答時間30分)
▼くわしくはこちらも参考にしてみてください。
- ディアログ「大学入学共通テストの対策と傾向・勉強法」
- 「大学入試センター」Webサイト(https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/)
出題形式はマークシート形式
当初予定していた記述式問題の導入が見送られたため、共通テストは全教科・科目がマークシート方式で実施されます。
はいえ従来とまったく同じではなく、センター試験の問題傾向を引き継ぎつつも、「解答が前問の解答と連動して正答の組み合わせが複数ある問題(連動型問題)」や「複数の解答を含んだ選択肢を用意する問題」など、新しい形式のものが出題される見込みです。必ずしも1つだけをマークするのではありません。マークミスにも注意しましょう。
具体的には、授業において生徒が学習する場面や、日常生活の中から課題を発見し解決方法を構想する場面などの出題、また身に付けた知識を応用できるかどうか、思考力を問うために「教科書で扱われていない初見の資料やデータ等」を読み解くような出題も想定されます。
受験科目の選び方は?
国公立大学の一般選抜では、1次試験的役割を果たす「共通テスト」と、大学別に実施される「2次試験(個別学力検査)」の合計得点で合否を判定するのが基本です。
国公立大学志望者は、「共通テスト」を原則として受験し、自己採点の結果を鑑みて、志望する大学に願書を提出します。
入試科目は共通テスト・2次試験とも、大学により異なります。傾向として、2020年の入試では、多くの国公立大学がセンター試験で7科目を課していました。国立大学だけに絞ると、7科目以上を課すのは86%という数字でした。ただし、国公立大学でも大学・学部によって科目数が異なりますので、入試要項等をご確認ください。
選択科目は大学により異なりますが、おおまかには以下のとおりです(理科①は2科目セットで1科目とされます)。
文系 | 外国語、国語、地歴公民から2科目、数学IA・ⅡB、理科①から2科目 |
理系 | 外国語、数学IA・ⅡB、国語、理科②から2科目、地歴公民 |
少数ではありますが、国公立大学でも少ない教科・科目数で受験できる大学は存在します。しかし勉強の負担は減っても、志望校の選択肢がかなり狭まってしまいます。国公立大学を志望するなら、5教科7科目を受験する想定で勉強をしたほうがいいでしょう。
また、8~9割の私立大学が共通テストの成績を利用する「共通テスト利用方式」を設定しています。私立大学でも、大学によって科目数が異なりますので、受験する大学の募集要項をよく読んで共通テストで受ける科目を選択しましょう。
理科科目の選び方に注意!
理科の科目選びについては、とくに注意が必要です。基礎科目である理科①、専門科目である理科②から選ぶ科目は、共通テスト当日に問題を見てから決めることも可能ですが、A~Dの選択パターンは、出願時に申請を行う必要があり、その後の変更は不可となります。
選択パターンは、以下の4通りになります。
A |
基礎2科目 |
理科①「物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎」から2科目 |
B |
専門1科目 |
理科②「物理・化学・生物・地学」から1科目 |
C |
基礎2科目+ |
理科①「物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎」から2科目+ |
D |
専門2科目 |
理科②「物理・化学・生物・地学」から2科目 |
※大学によっては「物理基礎」と「物理」のように同一名称を含む科目での受験を認めていない場合がありますので注意しましょう。
国公立大学の理系学部では、理科①を認める大学はほとんどなく、理科2科目必要とする大学が多いため、国公立大学の理系学部を志望するならDパターンになります。
一方、国公立大学の文系学部では、理科①2科目、または理科②1科目で受験できる大学が大半です。ただし、東京大学や京都大学などのように、理科①、理科②のいずれを選択した場合も2科目を課す大学もあります。
このため、Aパターンを選択しておきます。私立大学でも、理系は理科②、文系は理科①が課されると考えておきましょう。
大学入学共通テストのこれから
このように新しい大学入試が実施されますが、2020年度から2023年度の間は先行実施期間という位置づけで、本格的な実施は2024年度(大学入学は2025年4月)を予定しています。
これには新学習指導要領への切り替えが背景にあります。新学習指導要領は、小学校で2020年度、中学校で2021年度から全面実施予定で、高校は2022年度から学年進行で実施されるため、受験生全員が新学習指導要領で高校教育を受けたことになる2024年度から本格的に実施されるのです。
英語においては、4技能重視に伴い、当初は、英語民間試験を共通テストで活用するとの発表がされていました。しかし「高校の授業が資格・検定試験対策になってしまう」「地方出身者が不利になるのでは」などの反対の声をうけて、2020年度での導入は見送られることになりました。現時点では、2024年から英語民間試験が導入される予定です。
しかしながら、これらは見直しの可能性があるため、今後の発表にも注意が必要です。最新の情報は、大学入試センター(https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/)でご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
2020年度は、コロナ禍のなか、新方式の共通テストを受ける、という状況になっています。ですが、導入が見送られた内容もあり、高校で学んだことの基礎を中心に問われることに違いはありません。ぜひ前向きに受験勉強に取り組んでください。
こちらの記事も参考にしてください。
▶ディアログ「大学入学共通テストの対策と傾向・勉強法」
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