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【大学受験】古文の勉強法は?共通テストで差をつける受験戦略
「古文が苦手」「文法が覚えられない」「現代語に訳せない」と古文の勉強法に悩む高校生は多いのではないでしょうか。
古文は英語と比べて覚える単語や文法が少なく、正しい順番で学べば着実に伸びる科目です。苦手意識を持つ受験生が多い分、しっかり対策すれば周囲と差をつけられます。
この記事では、古文の成績アップにつながる勉強法を5ステップで詳しく解説します。定期テスト対策と大学受験対策、それぞれのポイントもわかりやすく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
大学受験における古文の配点と勉強の基本戦略

古文は共通テスト・国立大学2次試験のどちらでも得点につながりやすい科目です。ただし、必要とされるレベルは志望校や受験方式によって異なります。
まずは共通テストにおける古文の配点や時間配分を確認し、文系・理系それぞれの戦略を押さえましょう。
【共通テスト】古文の配点と時間配分
共通テストの国語は200点満点で、そのうち古文は約45点(約22%)を占めます。内訳は現代文110点、古文45点、漢文45点です。全問マークシート形式で、古文の一問あたりの選択肢は4〜5つあります。
私立大学入試で共通テストを利用する場合、現代文のみや現代文+古文で受験するケースがあります。
制限時間90分のうち、古文・漢文合わせて30〜40分で解くのが理想的な配分です。古文の出題形式は「読解+文法+語句の意味」が中心で、極端な難問はあまり多くはありません。
ただし、そもそも共通テストの古文は大学入試全体で見ると難易度が高い科目とされています。短期間での成績アップは難しく、計画的な学習や基礎の定着、読解力の強化が必要です。
共通テストの国語については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【文系】古文を安定した得点源にする
多くの学部が文系受験生に古文を必須科目として出題しています。古文が得意な受験生と差がつかないよう、基礎の積み上げや問題演習をしっかりこなすことが大切です。
古文を安定して点を取れる状態にしておけば、他の科目に余裕が生まれます。MARCHや関関同立レベルであれば、共通テスト対策の延長で対応可能です。一方、早稲田大学や慶應義塾大学などの難関大では出題レベルが上がるため、志望校に合わせた追加対策が必要になります。
【理系】基礎の積み上げで目標点を確保する
理系の場合、古文は共通テストのみという大学・学部が多いです。国立大学2次試験で古文が必要な大学は少なく、出題されても共通テストと同等の難易度にとどまります。そのため、苦手意識を放置せず、基礎だけでも早期に固めておくのが得策です。
単語や助動詞、敬語の基礎を押さえれば、30点前後は狙えます。古文の基礎を積み上げて点数を取れていれば、理系教科の対策に時間を使えるようになります。
国語全体の得点を安定させ、理系教科に集中できる環境をつくりましょう。
成果が出る古文勉強法の5ステップ

古文の学力を伸ばすためには、やみくもに問題を解くのではなく、段階を踏んで学習を進める勉強法がおすすめです。
ここでは、古文の基礎から応用まで着実に力をつけるための5ステップを解説します。
- STEP1 古文単語を押さえる
- STEP2 文法を押さえる
- STEP3 背景知識を増やす
- STEP4 一文一文の解釈練習をする
- STEP5 文章全体の解釈練習をする
STEP1 古文単語を押さえる
古文に必要な語彙数は約500〜600語で、英単語と比べるとはるかに覚える数は少ないです。まずは古文の単語をしっかり身につけることが、読解力を底上げする近道となります。単語帳を一冊決め、通学時間などのスキマ時間を使ってインプットをしていきましょう。
古文には、現代語と意味が異なる語が多くあります。「あからさま」は現代語では「明白」を指しますが、古文では「急に」「しばらくの間」という別の意味になります。また「ゆくりなし」のように、現代ではほとんど使われなくなった語が登場することも多いです。こうした古文と現代語とのズレを押さえておくと、文章が読みやすくなります。
覚え方として、単語のイメージを使う方法も効果的です。たとえば「かたはらいたし」と聞くと難しく感じますが「傍(かたわ)らにいて痛い」と柔らかく言い換えると状況が浮かびやすくなります。そうすると「見苦しい」「気の毒だ」「恥ずかしい」といった複数の意味も、一つのイメージから自然に結びつけて覚えられるようになります。
最初からすべての単語の意味を網羅しようとする必要はありません。まずは一語につき一つの意味を思い出せるレベルで十分です。そこから段階的に知識を広げ、最終的に単語帳一冊を覚えることを目標にしましょう。イラスト型・語源型など単語帳の種類は数多くあるため、自分に合ったタイプを選ぶことが継続のポイントです。
STEP2 文法を押さえる
古文の単語が身についてきたら、次に取り組みたいのが文法です。単語だけわかっていても文法のルールを理解していなければ、文章の意味を正しく読み取れません。
古文の文法は「活用・助動詞・助詞・敬語」の4分野が中心となるため、まずは動詞の活用表と、その下に続く接続(未然形・連用形など)を確実に押さえましょう。
特に助動詞はまぎらわしい形が多く「ぬ」「なむ」など似た形が異なる意味を持つものがあります。読解に直結する係り結びや呼応の副詞、和歌でよく出る掛詞や縁語などの修辞も、早めに整理しておくと後々の学習を進めやすくなります。
ただし、文法を丸暗記する勉強法だけでは実力は伸びません。学んだ知識を文章でどう使うのかを意識し、例文で確認しながら進めていくことが大切です。
STEP3 背景知識を増やす
文法がつかめてきたら、古文常識も身につけておきましょう。各時代の背景や人々の暮らしを知っておくと、文章全体の理解度が上がります。物語の前提となる価値観や慣習がわかるだけで、なぜこの人物がこう動くのかが自然に読めるようになるためです。
作者・作品・登場人物をセットで覚えておくと効果的です。『枕草子』『源氏物語』のような代表的な作品は、あらすじを知っているだけで読解がスムーズになり、内容把握に余計な時間を使わずに済みます。
ぜひ、古文常識系の参考書や学校で配られる資料などから、必要な知識を効率よく押さえましょう。
STEP4 一文一文の解釈練習をする
つづいて、単語・文法を使って一文ずつ丁寧に現代語訳する練習に入ります。
古文では主語や助詞、助動詞を意識して構造を把握し、一つずつ現代語に置き換えながら解釈していきます。慣れるまでは音読をしながら、文の構造を声に出して確認しましょう。
ただし、独学の勉強法では文の構造や内容の理解が正確かどうか判断しづらく、間違った解釈のまま学習を進めてしまう可能性があります。
Z会グループのディアロでは、講師との対話を通じて自分の言葉で説明する「対話式トレーニング」を行っています。対話式トレーニングとは、講師と生徒が対話をしながら授業を進めるアウトプット式の指導スタイルです。
生徒が予習したことを対話式トレーニングでアウトプットすることで、文の構造や内容の理解が正確になり、知識が確実に定着します。
古文では内容を説明できることを目標にしましょう。説明すると理解があいまいな部分が明確になり、本当の理解へとつながります。
STEP5 文章全体の解釈練習をする
一文ずつ解釈ができるようになったら、全体をとおして「誰が・何を・どうしたか」を追う練習に移ります。
古文は現代文よりも主語が省略されやすいため、登場人物が多い場合は人物相関をメモしていきましょう。文中の敬語表現を手がかりに、その一文の主語を特定していきます。
最初は『今昔物語集』『宇治拾遺物語』といった作品が理解しやすいのでおすすめです。段落ごとの要旨を口頭でまとめる練習を重ねてください。
ここでも音読によるアウトプットをすることで知識が定着し、理解が深まります。文章全体の流れを自分の言葉で説明できるようになれば、読解力が大きく向上します。
【目的別】古文の勉強法

古文は通常の授業や定期テスト、共通テスト、国立大学2次試験と、目的によって取り組むべき勉強法が変わります。
それぞれの場面で何を優先すべきかを理解し、効率的に学習を進めましょう。ここでは、目的別の勉強法を具体的に解説します。
- 通常の授業
- 定期テスト対策
- 共通テスト対策
- 国立大学2次試験対策
通常の授業
古文の勉強法では、学校の授業内容を予習と復習で定着させることが基本です。
授業中に扱った文法・単語はその日のうちに復習しましょう。教科書本文を音読して文構造の型を覚えてください。不明点はそのままにせず、すぐに質問・確認することで成績アップにつながります。
教科書で扱う作品は有名作品が多く、共通テストではほぼ出題されませんが、国立大学2次試験や私大入試では頻出されます。授業で学んだ内容は入試でも役立つため、確実に押さえておきましょう。
また、ノートの取り方を工夫すると学習効率が上がります。一つのページを2〜3段に分けてみるなど、効率的に復習できるノートにつくり上げることが基本のノートの取り方です。ノートを設問形式(上が問題、下が解答)にしておくと、テスト前に自分ができているかをチェックしやすくなります。
ぜひ、以下のノートを参考にして、自分の勉強しやすいノートをつくってみてください。

ノートの使い方
【予習】一つのノートを上・下段に分け、上段に古文の本文を写します。下段には単語の意味を調べて書き、自分なりに現代語訳してみましょう。
【授業】重要なポイントは、先生の板書をしっかり確認しながらノートに書き留めましょう。授業で示された正しい現代語訳も忘れずに整理し、自分の予習と照らし合わせて理解のズレを修正してください。
【復習】自分の現代語訳でつまずいた部分は、そのままにせず原因を確認しましょう。単語や文法の知識が不十分だったのか、それとも古文常識を理解できていなかったのかを分析することで、次に補強すべきポイントが明確になります。
古文の勉強法|定期テスト対策
古文の定期テストでは、授業範囲の単語や文法、本文内容を重点的に復習しましょう。
授業で作成したノートは、定期テスト対策の土台として最大限に活用してください。特に本文の理解を深めるために、音読しながら現代語訳を思い出す学習は効果的です。声に出して本文を読むことで文章のリズムがつかみやすくなり、訳と内容が自然に結びつきます。テスト範囲の作品は、できれば繰り返し音読をしましょう。
助動詞や敬語表現の暗記を優先し、前日は本文の音読と語句確認で最終チェックを行います。文法の活用法などは一夜漬けでは習得が難しいです。定期テストを基礎固めのチャンスととらえ、日頃からコツコツ積み上げていく勉強法が結果につながります。
古文の勉強法|共通テスト対策
大学受験に向けた古文のインプット学習は、高校3年生の1学期までに終わらせましょう。単語・文法の抜けは高校3年の夏休みまでに取り戻しておくと、その後の勉強がスムーズです。
高校3年生の夏休みからは古文の基礎問題を解くアウトプット学習を進め、2学期から共通テストに向けた実践演習を繰り返します。
秋以降は、制限時間を気にせずじっくり確実に問題文を読解し、答えを出す練習をしてください。目標点を安定して取れるようになったら、徐々に時間を縮め解くスピードを意識しましょう。
共通テストに向けた古文の勉強法では、問題の形式に慣れておくことが重要です。スピード感を意識し、過去問や模試を使って実戦感覚を養ってください。問題形式を分析し、設問パターンを把握しておきます。
古文の問題を解くときは、本文より先に問題文を読むことをおすすめします。リード文には背景となる人間関係や状況が、注釈には難しい語句の現代語訳や補足が書かれているためです。問題を解くヒントとなるので、必ず活用してください。
古文の共通テスト対策については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
大学入学共通テストの古文対策は?単語と文法、読解の勉強法を解説
古文の勉強法|国立大学2次試験対策
古文においては共通テストレベルより難しいものは、難関国立大学や早稲田大学以外はあまり出題されない傾向です。
しかし、国立大学2次試験の古文対策は共通テストレベルの対策とは大きく異なり、記述問題への対応が必要です。古文単語や文法事項の正確な訳だけでなく、文章中の状況や筆者の主張に合わせた的確な記述も求められます。
特に難関大学では、高度な単語・文法に加え、複雑な人間関係や抽象的な内容が出題されます。いきなり問題を解こうとせず、まずは焦らずに単語や文法を丁寧に確認しながら読み進めましょう。
登場人物が多い場合はメモで関係を整理し、呼び名や敬語表現をチェックすることで、誰が何をしているのか的確に読み取れるようになります。有名作品であれば、国語便覧やインターネットで調べて人物関係を把握するのもおすすめです。
このようにして少しずつ難しい文章の読解に慣れていくと、難関大学の入試にも対応できる読解力が身につきます。
また、古文問題の記述力を高めるには、添削やフィードバックを受ける勉強法が欠かせません。自分では気づきにくい減点ポイントを把握し、改善していきましょう。
古文の勉強を楽しく続ける裏ワザ

古文の勉強を続けるうえでは、楽しむという視点を持つことも大切です。興味を持てる題材に触れることで、机に向かう負担が軽くなります。
そのための方法として、有名作品を扱ったコンテンツを活用するのがおすすめです。『あさきゆめみし』や『平家物語』のような、漫画化やアニメ化されている作品から物語として古典を楽しみましょう。SNSや動画の解説で現代語訳や物語の背景知識を深めたりするのも効果的です。
高校2年生までに時間の余裕がある人は、こうした古文に関するコンテンツを取り入れることで早めに基礎を固められます。
物語のストーリーを知っておくと、古文の読解がスムーズになります。共通テストでは有名作品があまり出題されないものの、国立大学2次試験や私大入試では頻出される傾向です。特定のエピソードを覚えていなくても、登場人物の関係や時代背景を理解しているだけで読み取りが有利になります。
まずは、古文を「物語」として楽しむことから始めてみてください。背景を知り人物像に触れ、作品の世界観に親しむことで、古文の勉強が続けやすくなります。
古文が伸び悩んでいるなら、ディアロで対策しよう

古文は、正しい順番と学習サイクルを意識すれば、確実に読めるようになる科目です。
単語・文法の基礎を固め、アウトプットを繰り返すことで、読解力が向上します。目的に応じた学習スケジュールを組み、計画的に対策を進めましょう。
ただし、古文を正しく理解ができているかは、自分では判断しづらいものです。独学では誤りに気づかないまま学習を進めてしまい、間違った知識が定着してしまうこともあります。
ディアロの対話式トレーニングでは、文の構造を分析し、内容を自分の言葉で説明することで理解度をチェックできます。対話を通じて自分の苦手箇所を把握し、その場で疑問を解消しながら学習を進められる勉強法です。
自分に合った勉強法か、ぜひ無料体験授業で試してみてください。古文を得点源にする第一歩を、ディアロで踏み出しましょう。
監修

新田和希(にった・かずき)
株式会社ゼニス ディアロ運営課課長 兼 マーケティング課課長。
大学受験領域を専門として、学習塾の運営に2008年から携わる。ゼニス入社後は、大学受験ディアロにて初の東大合格者を輩出。その後、エリアマネージャーとして、東京・神奈川・千葉・静岡エリアの大学受験ディアロ各校を担当。スタッフの採用・研修・労務管理を担当する人材開発課の課長も経験。現在は、経営戦略室・マーケティング課の業務にも従事。
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