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2020年度大学入試新テスト
3分で分かる!新大学入試制度の概要
2020年度から導入される予定の「新大学入試制度」をご説明していきます。
2020年度からの新大学入試とは何か
学力の3要素が重視され、大学入試が変わるのには、社会・時代の変化があります。
こうした時代に対応できる人材を育てていくためには大学入試も「知識の再生を問うような試験から、一人ひとりの多様な力を総合的に判断できる試験にしていく」必要があるのです。
大学入試で評価する学力や評価軸・評価方法を変えることで、大学入試「以前」の高校までの教育や大学入試「後」の大学での教育も変えていくこと。つまり、日本の教育そのものを大きく変えていこうという意図が新大学入試の本質になります。
「新大学入試」のこれからのスケジュール
その総合的な判断を行うために2020年度以降の大学入試で実施されることになる試験は下記があります。
●大学入試共通テスト
こちらは現行のセンター試験に代って実施される予定のテストです。
また、センター試験とは異なり、国語と数学では記述問題が出題されます。
公表されている問題例からは「思考力・判断力・表現力」を問うという意図が強く伝わってきます。
●各大学の個別試験
2018年度に入試方法が予告・公表されます。
そして、2020年度に実施要項の策定・公表と実施されます。
なお、各大学の個別試験はこれまで以上に「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を評価していくことになります。個別試験については改めて別の記事でご説明します。
上記の通り、入試の変更点は2020年度に一気に代わるのではなく、新たな学習指導要領に完全に対応した2024年度まで変化が続きます。