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『500円玉のヒミツ』

最終更新日:2022-11-01

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先日、ある学校の体験授業に参加してきました。
1億円もする電子顕微鏡を使って、500円硬貨を見たり、成分を分析したりするという内容でした。

そこで、私は500円硬貨に隠されたヒミツを知ってしまったのです。
なんと、500円玉の500と書かれた部分を電子顕微鏡で見ると、5にNI、1つ目の0にPP、2つ目の0にON、全部つなげるとNIPPONと刻まれていたのです。
肉眼では絶対に見えません。何のために?と思ってしまいますが、日本の製造技術の高さに改めて驚かされました。

その成分ですが、1円硬貨だけはアルミニウムで出来ていますが、他の硬貨はすべて銅が主成分となっています。10円玉が95%銅で出来ているのは納得できますが、銀色の50円や100円、500円が銅で出来ていると聞くと、本当??と思ってしまいます。

実は50円玉と100円玉は約75%が銅ですが、ニッケルが約25%含まれており、そのために銀色に見えるのです。500円玉は、うっすら黄色っぽく見えますが、これは銅とニッケルに加えて、亜鉛が少し含まれているからなのです。

亜鉛は5円玉にも約30%含まれている物質です。5円玉の残りは、もちろん銅です。つまり、500円玉は、5円と50円の中間に位置しているのです。

まとめると、こうなります。

1円              アルミニウム

5円              銅+亜鉛

10円             銅

50円             銅+ニッケル

100円           銅+ニッケル

500円           銅+ニッケル+亜鉛

ちなみに、1円玉ですが、なんと作るのに1円以上の費用がかかるそうです。
たかが1円、されど1円。大切にしたいものです。

最後に、財務省のHPによると、デジタルカメラ等で撮影した日本銀行券や貨幣の画像データをホームページやブログに掲載した場合については、その行為自体は「通貨及証券模造取締法」の取締りの対象とはなりませんが、掲載した写真が印刷された場合には、同法に抵触する可能性があるそうです。

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