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「どう変わるか」ではなく「なぜ変わるか」。

最終更新日:2022-11-01

たとえば2021年の高大接続改革(大学入試改革)。
センター試験や個別試験が「どう変わるか」というところに関心が向かいがちです。
今の、中1、中2の保護者の皆さんはとくにそうだと思います。
マスコミも「なぜ変わるのか」ではなく「どう変わるか」にフォーカスしていますね。

発表される情報を元に「どう対策するか」を考えるのももちろん大事なのですが、
特に未来の変化については「どう変わるか」を考えるより「なぜ変わるか」に焦点を当てた方が、振り回されずに済む場面が多いと思います。
2021年の髙大接続改革は、発端の一つに「IB(国際バカロレア)」の存在が間違いなくあると言ってよいでしょう。
「国際バカロレアとは何か」を簡単に言いますと、世界共通の大学入試資格とそれにつながる小・中・高校生の教育プログラムのことを言います。
このプログラムを履修して認定証書を取得すれば、大学の受験資格、入学資格として認められ、その範囲は、世界中で20,000校以上の大学で適用されると言われています。

まず、この普及と広がりが日本に影響を与える一つ目のポイントです。

日本(日本人)にとって、問題なのが、このIBのプログラムの中身です。
このプログラムの内容そのものが、日本の教育の内容とかけ離れてしまっている、と言っても過言ではない状態になっています。
IBには様々なプログラムがありますが、たとえば「TOK」(Theory of thinking)というプログラムは教科の枠を超えて、論理的思考力や批判的思考力(クリティカル・シンキング)、コミュニケーション能力などを養うための授業です。
知識とは何か、知識をどう獲得すればよいのか、知識をどう使いこなすか、といった課題について、自分たちで問題を設定し、自ら学習していきます。「正解のない問題」に対応していく力を身に付けるためのプログラムと言ってよいでしょう。
授業は、基本はグループ・ディスカッション方式で行われています。生徒たちが様々な問題に直面した際に、どのような知識を使い、その知識が正しいということをどう相手に伝えるのかを考えながら議論をしていきます。
このように独特な授業を通じて、グローバルに活躍するための力を身につけていきます。

欧米の18歳の方々は、このようなプログラムを経て世界の大学入学資格も同時に得る、という
動きが日本の外で起きています。

IBのようなプログラムでトレーニングを受けた若者が、世界の大学に散った結果、「大学ランキング」にも影響が出ています。日本の大学が軒並みランキングを落としています。
これは、日本の大学のレベルが下がった、というわけではなく、「大学を測るモノサシが変わった」と受け止めるべきでしょう。

こう考えると、「文部科学省がなぜ教育を改革しようとしているのか」というところは見えてきます。

「世界のモノサシに合わせようとしている」ということなのです。

実際の入試で、たとえば「正解のない問題への対応力」や、英語の「スピーキング」などを、どうやって測定するのか、という技術的な問題は、非常に難しい問題であり、現在、活発な議論が行われており、まだ結論は出ていないようです。
そして、その中間報告等が発表されるたびに、一喜一憂したくなるわけですが、求められる「力・能力」は、すでに、だいたいわかっているのです。「どんな力をつければいいか」については、もうほとんど明白、と言ってよいのです。

そこを抑えておけば、つまり、「なぜ変わるのか」を抑えておけば、今後発表されるであろう様々な情報に振り回されることは少なくなります。

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