推薦入試対策をしたい方

POint1 推薦・AO入試から
総合型選抜・学校推薦型選抜への変更

教育改革により、推薦入試は拡大必至

昨今の教育改革により、従来の「AO入試」、「推薦入試」 という入試区分がそれぞれ「総合型選抜」「学校推薦型選抜」に変更されます。これまでのAO・推薦入試では実質的に学力不問である大学が多く、課題として指摘されてきました。これを改善し、基礎学力を担保するために、文部科学省はその募集内容を厳格化。大学は入学者の受け入れ方針(アドミッションポリシー)を明確化し、それに基づいた選考を行うこと、小論文やプレゼンテーション、面接や独自の学力試験などの何らかの評価方法を実施するか、共通テストのいずれかを活用することを必須としています。また、大学は入試における受験生の評価資料として、高校から提出された調査書や受験生本人が書いた活動報告書などの出願書類を重視する方針が打ち出されており、これまでの「学校成績が全て」と考えられていたような様相は一変していきます。

総合型選抜・学校推薦型選抜に変更

総合型選抜(旧名称:AO入試) 学校推薦型選抜(旧名称:推薦入試)
選抜方法 調査書だけでなく「各大学が実施する評価方法(小論文・プレゼンテーション・口頭試問・実技・各教科に関するテスト・資格か検定試験の成績など)もしくは「大学入学共通テスト」のうち、少なくともいずれか一方を評価時に活用することが必須
受験生本人の記載する資料(活動報告書・入学希望理由書・学修計画書など)を積極的に活用する 本人の学習歴や活動歴を踏まえた「学力の3要素」に関する評価が記載された推薦書の活用が必須
出願時期 9月以降 11月以降
合格発表時期 11月以降 12月以降

推薦・AO入試は年々拡大

大学入学者の入試形態別内訳(2018年度)

グラフ:大学入学者の入試形態別内訳(2018年度)

推薦・AO入試で募集人員を拡大した主な国立大学(2019年度入試)
大学 学部 一般入試 AO 推薦 その他
前期 後期
東北大学 法学部 118(-20) 42(+20)
文学部 170(-20) 40(+20)
理学部 199(-23) 58 67(+33)
筑波大学 情報ー知識情報・図書館 40(-10) 15 5 40(+10)  
医ー医 72(-10) 58(+5) 5(+5)
大阪大学 工学部 736(-30) 84(+30)
神戸大学 全学部 1913(-12) 400(-17) 103(+43) 113(-5) (-9)

※カッコ内は前年差

POint2 自己表現力が求められる
志望理由書・小論文・面接・プレゼンテーション

自分を表現する力が根本

「学力の3要素」が入試の肝となる中で、総合型・学校推薦型選抜では特に主体性、多様性、協働性が強く求められております。学力試験だけでは測れないこういった要素を評価することを目的に、複数回にわたる面接をはじめ、志望動機や学習意欲、大学で学びたいことや人間性をアピールする志望理由書の執筆、大学で学ぶ内容に関するテーマに対し、深い考察力が求められる小論文などでの選抜が代表的ではありますが、例えば成蹊大学の「AOマルデス入試」においては、課されたテーマに対して資料を作成し、プレゼンテーションを実施する自己表現力や審査課題レポートのテーマについて5〜6名で討論し、多様な意見を取り入れながら、論理的に物事を進める協働性を測る討論力審査などが導入されております。大学が求める学生像によって、多元的な尺度で選抜されており、常日頃から様々な状況で適切に自己表現を行う訓練が求められます。

アドミッションポリシーとのマッチングが重要に

大学のアドミッションポリシーの例(2020年度入試)
東北大学教育学部
(AO入試Ⅲ期)
教育について特に強い関心を持ち,課題解決に向けて意欲的に学修し,企画・実践しようとする人を求めます。このため,大学入試センター試験の成績に加え,面接試験及び出願書類により,幅広い基礎学力,ものごとを多面的にとらえて合理的に思考しそれを的確に表現・伝達する能力,そして本学部で学ぶ目的意識の明確さを評価します。
神戸大学理学部 ・数学、理科分野が対象とする多彩な自然現象に対し旺盛な知識欲をもち、批判的精神と独立心に富んだ見方や考え方ができる学生
・人文科学、社会科学など多方面の分野に興味を示すとともに、総合的な理解力を持つ学生
・特定の科目に際立って優秀で、独自性の豊かな学生
・日本語や英語の基本的学力をそなえ、それによる表現力、コミュニケーション能力の向上に意欲のある学生

POint3 学校成績向上と一般入試対策の両立

学力+αが必須

学力に加えて、受験生を多面的かつ総合的に重視する傾向が顕著になる中、2016年度に東京大学が推薦入試、京都大学が特色入試を導入したのを皮切りに、国公立大でもAO・推薦入試の拡大が進んできました。2019年度入試では東北大学、 千葉大学、大阪市立大学がセンター試験を課すAO入試を新たに導入し、神戸大ではセンター試験を課さないAO入試として『志』特別入試を実施しました。 国立大学では、総合型・学校推薦型の2つの選抜が占める割合を入学定員の30%とすることを目標にしています。また、私立大でも例えば早稲田大学が指定校推薦を導入し、一般入試の募集人員を700人から 560人に削減するなどといった大きな拡大が進んでいることに伴い、倍率は年々上昇しております。高校内でも、評定平均の基準は年々上昇しており、加えて基準を突破するだけでは合格はままならず、少しでも高い評定平均を上げる学習が重要となっております。さらに、先述の通り、共通テストの受験が必須の国立大学も年々増えており、いわゆる「一般入試対策」と「推薦入試対策」の両立をしていくことが大切になります。

共通テスト必須の大学は増加確実

国公立大学の推薦・AO入試で「センター試験を課す」学部数

グラフ:国公立大学の推薦・AO入試で「センター試験を課す」学部数

まずはやってみよう!無料体験トレーニングのお申し込みはこちらから

ディアロではこう対策します!

おすすめコース映像×1:1対話式トレーニングコース

  • 1 毎日が受験本番のよう!「度胸」と「表現力」を鍛えるプレゼン
  • 2 毎日が面接のよう!「他の人に伝える」対話式トレーニング
  • 3 評定平均対策と一般入試対策の両立計画を立てる「カウンセリング」

写真:映像×1:1対話式トレーニングコース

映像×1:1対話式トレーニングコースについて くわしくはこちら

受講生の声

写真

小松麻里さん(ディアロ静岡校)

慶應義塾大学法学部合格(AO入試で合格)

私が「慶応義塾大学法学部をAO入試で受けてみよう」と思ったきっかけも、そもそも目指せるようになった理由の「学力の向上」も、すべてディアロのおかげです。慶應法のAO入試では、創造力・思考力・判断力・社会性…など、本当に色々な力が必要になりますが、そうした力全てをディアロで鍛えてもらいました。例えば、トレーナーとがっつり対話をしながら学習を進めることで社会性が培われたし、あれだけ大量の特殊な「論述問題」についても、プレゼンをするというディアロの学習法での基盤があったからこそ、合格点の獲得につながったのだと思います。

おすすめコース映像コース

  • 1 最短で、苦手単元に絞って学習を進める「映像授業」
  • 2 総合型選抜で必須!「小論文」講座も多数ご用意
  • 3 評定平均対策と一般入試対策の両立計画を立てる「カウンセリング」

写真:映像コース

映像コース くわしくはこちら

受講生の声

写真

石崎真帆さん(ディアロ静岡校)

福井大学医学部医学科合格(推薦入試で合格)

映像授業は、基本的には自宅で見ることが多かったです。自分がわかっているところは1.4倍速で、そうでないところは1.0倍速、というように、実際に生の授業を受けているよりも、短時間で「今の自分に必要なこと」を吸収することができました。化学では、入塾前にはどんなに勉強してもセンター6〜7割しか解けれなかったけれど、映像で特に苦手の「平衡や溶液」の映像授業をまとめて見てまとめて問題を解いたら、それからは絶対に8割を下回ることはなくなりました。「Z会の問題は質が高くて素晴らしい」という話は以前から聞いたことがありましたが、それは事実だったなと思います。

まずはやってみよう!無料体験トレーニングのお申し込みはこちらから

ほかにもこういった学習を用意しています