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通じない?カタカナ語の壁(4)スポーツ編①
平昌で開催されている冬期オリンピックもいよいよ佳境ですが、今回はスポーツにちなんだ和製英語を扱ってみようと思います。スポーツ界ではカタカナ語が多数使われていますから、きっと英語なのだろうと思いがちですが、実は和製英語の巣窟なのです。3回に分けて検証していきましょう。
(1)ファイト!(fight)
熱い声援を送る時に、よく私たちは「がんばれ!」の意味で「ファイト!」と叫びますが、英語でfightは、ボクシングなどの格闘技系の競技の際に使われます。「がんばれ!」という意味であれば【go!】や【go for it!】と言います。
(2)ドンマイ!(Don’t mind)
「ドンマイ!」は「気にするなよ」という意味でミスしたチームメイトに声をかけるときに頻繁に使われますが、正しくは【Never mind!】【Don’t worry!】です。
(3)バトンタッチする(baton touch)
日本ではなじみのある「バトンタッチする」という表現ですが、残念ながら、こちらも和製英語です。正しくは【pass the torch】【hand over】です。torchはよく聖火リレーで使われる棒の先に火をつけた、たいまつのようなものです。また、リレーのバトンの受け渡しはhand-offと表現します。
(4)フライング(flying)
スタートの号令よりも早くスタートする時に使われますが、正しくは【false start】です。ちなみに、flying startと言うと、好調なスタートを切った時に使われます。
(5)ゴールイン(goal in)
ゴールする時に、「ゴールインしました」と言ってしまいますが、【reach the finish line】や【break the tape】と言わなければいけません。ちなみに、ゴールラインは【finish line】、スタートラインは【starting line】、スタートダッシュは【dashing start】です。
(6)ウォーミングアップ(warming up)
正しくは【warm up】です。
(7)ベテラン(veteran)
熟練した人を指して「ベテランだ」と言ったりしますが、本来veteranは「退役軍人、老兵」を表します。したがって、私たちが「ベテラン」という場合は【expert】と表現します。
こうして見ると、日常的に和製英語を英語だと思って使っていることがわかりますね。
中学生・高校生の皆さんは、まず部活動の際に正しい英語を使ってみてはいかがでしょうか。
では、次回もお楽しみに。
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